ファロー四徴症はこんな病気
ファロー四徴症は先天性の心疾患であり、右室の肥大、肺動脈閉塞または狭窄、大動脈起始部の右室起始(大動脈騎乗)、および二尖弁狭窄の「四徴」からなる疾患です。
これにより血液は正常に流れず、全身に必要な酸素が行き渡らない状態となります。
原因
ファロー四徴症の原因は胎児の時期に心臓が正常に発育しなかった結果とされています。
妊娠中の母親が風邪薬や抗てんかん薬を服用した場合や、母親が飲酒もしくは喫煙をしていた場合にリスクが高まると考えられています。
また、遺伝的な要素も影響をもたらすとされています。
症状
ファロー四徴症の症状は、青色症(皮膚や唇が紺青色になる)、呼吸困難、運動時または授乳中の過呼吸、成長遅延、意識喪失、指先や唇の先端が半球形になり、爪が厚くなるなどがあります。
これらの症状は酸素不足によるものです。
検査方法
超音波検査や胸部X線、心臓カテーテル検査、心電図などの医学的なアプローチにより検査が実施されます。
これらの検査により、心臓の形状や血流、心筋の動きなどを評価し、診断に必要な情報を得ます。
診断方法
病状については、主に上記の検査(超音波検査、胸部X線、心電図、心臓カテーテル検査など)を行い、施設や医師の判断により診断が進められます。
特に、心臓エコー(超音波検査)は構造的な問題を詳細に評価できるため重要なツールとなります。
治療方法
一般的な治療方法は手術で、全身麻酔を行い心臓を開けて行います。
具体的には右心室から肺動脈への流れを良くするための手術と、肺動脈と大動脈の間に新たな経路を作る手術が行われます。
新生児期から乳幼児期にかけて行うことが多いですが、病状により手術時期を選ぶことがあります。