乳がんはこんな病気
乳がんは、乳房の細胞が異常に成長し、体内の他の部位に広がってしまうことで起きるがんです。
乳がんの細胞は乳腺または乳管から起源を持つことが多く、乳腺癌とも乳管癌とも呼ばれます。
乳がんは男性より女性に多く見られ、全がんの中でも女性の死因となるほど重要な疾患です。
原因
乳がんの原因は明確には判明していませんが、遺伝やホルモンの影響、年齢、初潮と閉経の時期、出産の有無とそのタイミング、生活習慣などが影響していると考えられています。
特に、BRCA1やBRCA2などの遺伝子変異があると乳がんのリスクが高まるとされています。
症状
乳がんの症状としては、乳房のしこり、皮膚の引きつりや凹凸、乳頭の内向きや分泌物、腋窩(わきの下)のリンパ節の腫れなどがあります。
しかし、初期の乳がんは自覚症状がないことが多いため、定期的な自己チェックと医療機関での検診が重要とされています。
検査方法
乳がんの検査方法としては、乳房エコーやマンモグラフィー、MRIなどがあります。
定期的な自己チェックと医療機関での定期検診が重要で、疑わしい場合はさらに詳しい検査が行われます。
必要に応じて、針穿刺生検などにより細胞を採取し、病理学的に乳がんであるかを確定します。
診断方法
乳がんの診断は、まずは身体検査、マンモグラフィーやエコーによる画像検査から始まります。
それらの検査で異常が見つかった場合、さらに詳しい検査を行います。
生検により乳房組織のサンプルを採取し、乳がんであるかを確認します。
有病者の家族歴、遺伝子検査なども参考にされます。
治療方法
乳がんの治療法には、手術、放射線治療、化学療法、ホルモン療法、分子標的治療があります。
それぞれの治療法は乳がんの種類や進行度、患者さんの年齢や一般的な健康状況などにより選択されます。
一部の乳がんでは治療前にホルモン製剤を使用して腫瘍を縮小するネオアジュバント療法もあります。
早期発見
乳がんの早期発見のポイントは、定期的な自己チェックと定期的な医療機関での検診です。
中でも40歳以上の女性についてはマンモグラフィーによる定期検診が推奨されています。
疑わしい異常が見つかった場合は直ちに専門医に相談することが大切です。
乳がんは何科に行けばいいの?
乳がんに関連する医療専門は、乳腺外科、がん専門医、放射線オンコロジスト(放射線治療専門医)、腫瘍内科(がん薬物療法専門医)、病理医などです。
乳がんの診断と治療にあたっては、これらの専門家がチームを組んで対応します。
予防基礎知識
乳がんの予防の基礎知識としては、飲酒や過度の肥満を避け、バランスの良い食生活と適度な運動を維持することが推奨されています。
また、早い時期に出産し、授乳期間を長く持つことも一部の乳がんのリスクを下げるとされています。
定期的な乳房の自己チェックと医療機関での定期検診も重要です。
効果的な食事
乳がんの予防になる食事は、特定の食事だけではなく栄養バランスが良く低脂肪の食事が推奨されています。
特に、フルーツ、野菜、全穀物、魚などを中心にし、飽和脂肪酸やトランス脂肪を制限します。
また、適度な運動とともに適切な体重を保つことが乳がん予防に役立つと考えられています。